気になるインターフェイス #0002 トグル
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トグル式のインターフェイスで難しいのは、ON/OFF を切り替えるスイッチと現在の状態表示を、伝わりやすく両立することだと思っています。
上記のスクリーンショットは、とあるスマートフォンアプリの設定画面です。OFF 状態が「○ + グレー」 ON 状態が「| + イエロー」という表示になっています。
「OFF っぽいグレーと ON っぽい ○」 「ON っぽいイエローと意味が伝わりづらい |」 という組み合わせなので、ぱっと見で現在の状態はどちらなのか。また、押したらどうなるのか、把握しづらく混乱します。
iPhone の設定画面では、OFF 状態が「オフ + ホワイト」 ON 状態が「オン + ブルー」なので、統一感があり比較的伝わりやすいものになっています。
切り替えスイッチと状態表示を分離すると、トグルは使いやすくできそうに思えます。例えば、テレビの電源とリモコンの関係です。テレビの電源操作はトグルですが、状態確認は画面が点いているかどうかで行えるので、迷うことは無いでしょう。
また、トグル式のインターフェイスは、応答性も重要だと思っています。エアコンを入れようとしてリモコンの電源ボタンを押したけど、電源が入ったか入らなかったかが分からず、もう一度押したら実は電源が入っていて逆に消してしまった、なんて経験がある人は多いのではないでしょうか。