枯れた技術の水平思考とGamificationについて

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先日の記事、Gamification と ゲームニクス についてを読んだ方が、Twitter上で言及してくれているのに気づきました(ありがとうございます!)。

横井軍平が採用していた「枯れた技術の水平思考」とは逆の思考方法だなーっと思った。

Twitter / @maitokuwahara

とのことなのですが、「枯れた技術の水平思考」を知らなかったので調べてみました。まず見つけたのはWikiペディアです。

ここでいう「枯れた技術」とは、「すでに広く使用されてメリット・デメリットが明らかになっている技術」のことで、これを利用すると開発コストを低く抑えることができる。

横井軍平 - Wikipedia

横井軍平さんは少しだけ知ってました。ワンダースワンのグンペイは結構ハマったなあ。

Gamification的にもう少し飲み込みやすい説明が、はてなキーワードにありました(強調は引用者によるものです)。

「枯れた技術」とは「最先端のものでなく、散々使いこなれて、枯れてきた(安くなった)技術」 「水平思考」とは「まるっきり違う目的に使う-電卓をゲームに置き換えるような-こと」を言う。
任天堂の歴史
枯れた技術の水平思考とは - はてなキーワード

これらを読んで考えたのですが、既に蓄積されているゲーム業界のノウハウをWeb業界(など)に活かすGamificationは、「枯れた技術の水平思考」にあてはまると言えるのではないでしょうか。
ゲーム業界的にも、ノウハウを売ることで新たなビジネスチャンスが期待できたりとか。

また逆に考えても、ゲームクリエイターである横井軍平氏が言う「枯れた技術の水平思考」をWeb業界(など)に応用することは、Gamificationの範疇と言えるのではと。